釉薬による美しさを作品に込める 釉薬による美しさを作品に込める 常滑焼作家 ヤンセン 三好 史織

製品を均一化する為に昔ながらの手法を採用

テレビなどで紹介される焼き物の陶芸シーンではろくろの上に大きな土の塊を乗せて引いていく「ちゅうと引き」と言われる手法が印象強いと思いますが、私は予め作品の重量を決めて粘土の大きさを均等に丸めた状態にしてからろくろで引いていく「こ引き」と呼ばれる方法で作ることが多いです。

理想の美しさを探究する釉薬作り

釉薬は既製品もありますが、私は全て自分で調合しています。焼き方は酸化焼成と還元焼成とありますが、私の場合は酸化焼成を採用しています。焼き方でも仕上がりの色味は変わってくるんです。自分の理想とする美しさを出すために釉薬のテストは数限りなく行っていますが、採用しているのは今のところ数種類にとどまっています。

祖父の代から釉薬に魅せられています

元々、常滑は釉薬の文化が根付いていない土地だったそうなのですが、祖父が土の風合いによる作品から釉薬による色の明るさを追求した作品を目指し始めたことが私にも影響していると思います。私自身も透明感のある美しい常滑焼を作りたくて独学ですが日々研究を続けています。

表現の幅を広げる釉薬の可能性

釉薬だけでなく、私は作品の色をより美しく見せたいという思いがありますので、鉄分が含まれていない白土をメインで使っています。釉薬の透明感を出すために土選びも大切です。焼き物の世界はとても奥深いので、まだまだ探求することは限りなくありますが、今後は釉薬の色のバリエーションも増やして表現の幅を広げていきたいと思っていますので、楽しみにしていてください。

編集部のここがおすすめ!

女性に使って欲しい繊細な色合い。

ヤンセン三好さんの作品はどれも絶妙なグラデーションによる色合いがとても繊細で美しいです。何度も何度もテストして作り出された色ですから、説得力があります。
男性諸氏には彼女や奥様、お母様へのプレゼントにヤンセン三好さんの作品を選ばれると喜ばれると思いますよ!